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切り絵の作り方ウェブマガジンのTomokiです。
今回は図案の描き方を紹介していきます。
サイト内でも何度かお伝えしていますが、図案を必ずしも自分で描く必要はありません。多くの方に切り絵を楽しんでほしいからです。
自分で図案を描くのには、「絵を描くスキル」が少しいります。その時点で難易度がかなり上がってしまいます。せっかく切り絵を始めようと思ったのに「私絵苦手だし、切り絵やめた!」とは絶対なってほしくないです。
それを前提として・・・
「自分オリジナルの作品も作ってみたい!」
「私は絵がちょっと得意!」
「切り絵に慣れてきたし、一回自分でも描いてみようかな!」
「何事もやってみなきゃわかんないでしょ!」
という方は是非自分でも描いてみてください☆
自分で図案を描くメリット
自分で図案を描くメリットは
・インターネットや本などで図案を探さなくてよい。作品の幅が無限大に広がる。
・家族やペットなど、自分の大切なものを題材にした切り絵を作ることができる。
・旅先の景色などの自分の思い出を切り絵にできる。
・自分で図案を描くのは比較的難易度が高いので、自分への挑戦ができる。仕上がったときの満足度が高い。
などです☆
自分で図案を描くデメリット
デメリットは失敗する可能性が高くなることです。
しかし、失敗は成功のもとですので、めげずに頑張りましょう。
前置きが長くなりましたが、写真付きで説明していきます。
↓今回はこの写真を切り絵にしていきます。※フリー素材の写真を頂きました。
↓まず鉛筆で、上下左右のバランスを見ながら、大体のシルエットを描いていきます。
↓切り絵として成り立つかどうか確認するため、ちょっとだけメイン(鳥)の細部を書き込みます。動物の場合、模様が複雑すぎるものは切り絵にするのが困難なこともあります。この鳥は大丈夫そうです。
実際に切ったときに、切り絵がバラバラにならないか考えながら図案化していきましょう。
※どうしても切り離れるパーツは、台紙に糊付けするときに、位置合わせをしながら貼り付けましょう。
↓メイン以外の部分を描きます。全体の構図を壊さないように要注意です。この図案は、葉と花を描き入れたら、少し左に構図が寄ってしまいました。幸い修正できる範囲なので、最後に修正します。元の写真の花を全部描くと、ものすごいボリュームの作品となってしまいますので、左手前の葉と花だけを図案化します。葉と花が描けたあと、鳥の最終書き込みをしました。
↓細マジックで写真のように縁取りしていきます。
↓縁取り線では切り絵にするには細すぎるので、太くします。黒くしたい部分をベタ塗りします。
↓葉っぱと花びらの区別がつきにくかったので、葉っぱは黒くしました。
↑↓足がいまいちだったので、修正テープで修正します。
↓足を修正しました。図案の時点なら何度でも修正が効くのも切り絵の長所です。
↓足の書き込みを行いました。そのあと、下書きの鉛筆を消しました。構図が少し左に寄ってしまったので、右側の外枠を少し左に攻め、バランスを取りました。図案上は右側の外枠だけ太いですが、実際切っていくとき、外枠の4辺の幅は等間隔にします。これで図案は完成です。
↓スキャナーでスキャンして画像化しました。
この図案は、目の部分が切り離れてしまいます。この場合、糊付けするときに位置調整しながら、パーツを台紙に貼り付けます。どうしても切り離れさせたくない場合は、目の部分にごく細い線を追加し、本体と繋げましょう。
こちらで紹介した図案を切ってみたい方はこちら サイト内記事:無料図案~小鳥と花~
最後に
図案の時点でしっかり切る所・切らない所を決めておくのが重要です。
図案の完成度はできるだけ高くします。
図案の完成度が低いと、実際切っていくときに失敗する原因になります。
上にも書きましたが、図案の時点では何度も修正できますが、切ってしまってからは修正がききません。
あと、図案は何枚かコピーしておくことをおすすめします。
図案をとっておけば、失敗しても、またやり直せます。
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おまけ 画面いっぱいの絵のときはどうする?枠の取り方
次に、図案が画面いっぱいの場合には、枠を取ればかっこよくなります。というお話です。
よかったら最後までお付き合いください。
被写体が画面いっぱいで途切れる図案のときは枠をつけてみましょう
先ほどの会話のように、被写体が画面いっぱいで途切れてしまうときは、枠を付けるといい感じになります。
枠を付ける方法としては、
・定規で枠線を引く方法
・スキャナでパソコンに取り込んで、ペイントソフトなどで枠線を引く方法
があります。
筆者はどちらも使っています。
↓定規で枠線を引いているところです。
注意点は・・・
・全体のバランスをみながら枠線をつける。(枠を付けたことで、被写体が不自然に片方に寄っている・・・なんてことにならないようにしましょう。)
・作品の大きさや雰囲気に合わせて枠線の太さを変える。(例えば、繊細な作品に極太な枠が付いていると雰囲気を壊してしまいます。だいたいですが、筆者はA4サイズ程度の大きさの作品で7㎜の枠を付けます。)
以上2点です。
また、以下のような画面いっぱいでなく、被写体に途切れるところがない図案の場合は、枠はいりません。(もちろん、付けてもなんの問題もありません。)
今回例として紹介した図案の無料ダウンロードはこちら。サイト内記事:切り絵の図案 かわいい猫編
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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