こんにちは。切り絵の作り方ウェブマガジンのTomokiです。
今回は切り絵の作り方を紹介していきます!
いい道具(といってもどれも数百円です)が揃えば、あとは練習あるのみでどんどん上達しますよ♪
素敵な切り絵の作品を作って、家族やお友達に見せたり、SNSで公開したりして、みんなを「あっ」と驚かせちゃいましょう!
※アニメキャラの切り絵の作り方はこちら
1、切り絵を始めるのに最低限必要な物
1,切り絵用のカッターナイフ(デザインナイフ)
2,カッターマット
3,セロテープ (ホッチキスでも可)
4,のり
5,図案(下絵)
6,色画用紙
7,台紙
1,切り絵用のカッターナイフ(デザインナイフ)
↓このタイプのカッターは切り絵には向いていません。
↓切り絵向きのカッターナイフでお手頃価格のもの
グーグル検索:オルファアートナイフ10B
メーカーは「オルファ」で、「アートナイフ10B」という商品です。替え刃付き。
切り絵界隈では、「アートナイフ」または「デザインナイフ」と呼ばれる、鉛筆のように握れるナイフです。
↓刃は消耗品で、取り外し、交換します。
切り絵を始めるにあたり、必ずこのタイプのナイフを用意することが肝要です。
2,カッターマット
お手頃なカッターマット プラス カッターマット 両面 A4 230×320mm グリーン 48-573(amazon)
3,セロテープ (ホッチキスでも可)
コクヨ テープカッター カルカット ハンディタイプ 小巻き 白 T-SM300W(amazon)
4,のり
工作用のり ヤマト エコミュ ヤマト糊 チューブタイプ E-T-100(amazon)
5,図案(下絵)
6,色画用紙
大王製紙 画用紙 再生 色画用紙 四ツ切サイズ 10枚入 くま(こいくろ)熊(濃い黒)(amazon)
7,台紙
↓厚手のスケッチブックなどで代用してもOKです。
切り絵の図案を手に入れる方法は?
・図案は切り絵の作り方ウェブマガジンから無料でダウンロードしちゃってください!当サイトから図案を無料でダウンロード→初級 中級
当サイトに切り絵の図案ギャラリーがオープンしました!サイト内記事:切り絵の図案ギャラリー
このページで紹介している、もみじの図案もダウンロードできるので探してみてくださいね。
あと、切り絵の図案を紹介している本も出ています。サイト内記事:切り絵の図案をゲットできる本まとめ
☆図案を自分で描いてしまう方もいますが、最初のうちはとても難しいのでこのページでは紹介していません。自分で図案を描きたい方はこちら。サイト内記事:切り絵の図案の描き方
☆100円均一の道具は使えるの?☆
そうですね、使えるものと使えないものがあります。
カッターマットは、ある程度の大きさ(A4くらい)のものが100円で運よく見つかれば、結構使えます!
色画用紙や台紙など紙類は十分に使えます。
のりは有名メーカーのものがいいですよ。100円均一にも有名メーカーのものが売っているので探してみてください。
一つだけ注意なのですが・・・100円カッターナイフ(デザインナイフ)だけはおすすめできません・・・。試しに買ってみたことがあるのですが、先端のがたつきがあって、とてもカッティング作業がやりにくいです。あと、替え刃が100円均一の店舗にあったりなかったりで・・・結局買いなおす羽目になる可能性が高いのでおすすめできません。
※切り絵の「道具」と「材料」だけに特化して、超詳しく紹介しているページはこちら。
2、色画用紙に図案をセットする。
↓色画用紙の上に図案を重ねます。写真のように、色画用紙が図案より少し大きめになるようにしましょう。そして、図案と色画用紙を4~6か所セロテープで固定します。
画用紙の裏表に注意しましょう。比較的ザラザラ・ボコボコなのが裏側です。よくわからない場合は、裏表はどちらでもOKです。
3、画用紙を切っていく。
セットした切り絵をカッターマットの上に乗せます。
それではいよいよ、画用紙の黒いところが残るように、図案に沿って切っていきます。基本の動作は、奥から手前に引いて切っていきます。
↓奥から・・・
↓手前に。
↓図案の紙と画用紙と両方を切るので、ちゃんと2枚ともが切れているか確認しながら切っていきましょう。
↓図案の細かい所から先に切っていきます。紙は大きく切れば切るほど弱くなっていきます。細かい部分は、紙が強いうちに済ませておきましょう。
↓写真のように、デザインナイフの刃の進行方向に手をやっては絶対にいけません。けがの原因になります。デザインナイフの安全な扱い方はこちらの記事で紹介しています。
↓自分が切りやすい(刃を運びやすい)方向になるように、くるくる紙を回転させながら切っていきます。
↓もみじの内側が切れたら、もみじの輪郭を切っていきます。このとき、まだ枠は切らないでとっておきます。
↓もみじの輪郭が一通り切れたら、枠の内側を切っていきます。直線は、写真のように、定規をあてて切っていきます。
↓もみじの輪郭と枠の内側が切れました。切り抜いた部分を丁寧に外しましょう。
↓切り絵の枠の外側を定規を当てて切っていきます。
4、切り終わったら図案を外す。
筆者は過去、切り終えた嬉しさのあまり、雑に図案を外して画用紙(作品側)を破いてしまったことがあります。
落ち着いて、慎重に図案を外していきましょう。
5、仕上げをする。
図案を外したら、白い紙の上に切り絵を乗せ、チェックしていきます。
「切り残し」や「ささくれ」がないかチェックし、仕上げておきましょう。
8、切り終わった色画用紙にノリを付ける。
切り絵の裏面を上にして、無地の画用紙の上などに乗せてのりを付けていきます。(写真は説明しやすいようにチラシの上に乗せていますが、色が移ってしまうことがありますので、無地の画用紙の上でやるのがおすすめです。)
切り絵にまんべんなくノリをつけていきます。ノリが表側につくと白くなってしまうので、注意しましょう。
6、切り終わった画用紙(切り絵)を台紙に貼っていく。
「色画用紙」とか「台紙」とか、こんがらがってくるので、ここで一息入れさせてください。下の「作品の完成画像」をご覧ください。
黒い部分→色画用紙(切り絵)
白い部分→台紙
ですので、お間違え無く☆
台紙は、切り絵より少し大きいサイズにあらあじめカットして用意しておきます。
切り絵にまんべんなくノリを付けたら、用意した台紙の上に貼っていきます。
台紙は必ず厚めの紙を使用してください。(筆者は画用紙を利用することが多いです。理想は厚紙ですが、手に入りにくいので、白い画用紙でも可です。)コピー用紙などのペラペラな紙だと、ノリでしわしわになるので、失敗の原因になります。
↓切り絵と台紙の左右のバランスを見ながら、切り絵をそっと台紙の上に乗せます。そして、切り絵にしわが寄らないように慎重に貼っていきましょう。
7、完成!
とらちんは右下に自分のサインを入れました。サインの入れ方はこちら。
※切り絵の「道具」と「材料」について、もっと詳しく知りたい方はこちら。
おまけ 色の付け方
30分後・・・
・・・というわけで、ちょっと無茶な展開ですが、とらちんはノリ付けの前まで戻って、この切り絵に色付けをすることにしました。
現実では、切り絵を台紙にのり付けしてしまってからは、基本的には色付けはできないので注意しましょう。
↓切る前の図案と画用紙。
応用編:色に変化をつける
下の写真をご覧ください。赤いもみじの根元側をオレンジ色にして、色に変化を出してみました。
このように、いろがみを切り分けることで、色に変化を持たせることもできます。
切り絵の「道具」と「材料」について、さらに詳しく知りたい方はこちら
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